香水を持ち歩くためにアトマイザーを使おう
私たちが普段、身に付ける香水は体温などによって蒸発し、香りが少しずつ変化していきます。付けたばかりの匂いが好きな人は時間がたってがっかりする人もいるはず。それを解消するためには香水を持ち歩いて、自分の好きな時に付けなおすのが良いのですが、香水のボトルは基本的に持ち運ぶことを前提に作られていません。そのため、持ち運ぶには大き過ぎるものがほとんど。そんな時に役に立つのがアトマイザーです。
そこで今回は、香水用のアトマイザーについて紹介していきます。興味がある人は参考にしてみてください。
そもそもアトマイザーとは
アトマイザーとは直訳すると「霧吹き」。1860年頃、水を噴射するための医療機器として開発されました。香水用として使われ始めたのは1870年代後半。フランスの香水メーカーが使い始めたのがきっかけだとされています。
香水用アトマイザーは、5ml前後の香水を入れることができるぐらいの大きさ。携帯型の口臭スプレーぐらいの大きさと考えればイメージしやすいかもしれません。
メリットとしては、外出した時、匂いが消えてしまった時に簡単に付けなおすことができたり、宿泊を伴う旅行に持って行ったりするのに便利。普段のボトルだと付け過ぎてしまう人が適量ずつ使ったりするのにもおすすめです。また万が一、落としてしまって割れたとしても少量なので被害が少なくてすみます。
アトマイザーの種類
スプレータイプ
香水用アトマイザーで一般的なのが、このスプレータイプのもの。頭の部分を指で押し下げることにより、霧吹き状の香水が噴き出す仕組みになっています。100円ショップやドラッグストアなどで簡単に手に入れることが可能です。スプレータイプは一吹きするだけで、自分の体はもちろん、周囲にも香水が飛散しやすくなっており室内であれば部屋中によい香りを漂わせることができます。比較的、香りが消えてしまいやすいシャボン系や柑橘系の香水を使っている人はこちらのスプレータイプがおすすめです。
ロールオンタイプ
一方、ロールオンタイプは、ボールペンのように先端部分にボールが装着されていて、このボールを肌の上でクルクルとさせることで瓶の中にある香水が塗りつけるようなかたちで付けるタイプのもの。スプレータイプのように吹きかけるのではなく、直接、肌へ塗るようなかたちになるので使い過ぎてしまうという心配がなく、付けすぎ防止に最適。オードパルファムやパルファムといった香りが強い香水を使用する場合には、このロールオンタイプの方が良いかもしれません。
アトマイザーの選び方
香水用のアトマイザーを選ぶ時、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?
●詰め替えしやすいもの
香水の瓶のほとんどが蓋を取り外すことができないような造りになっています。香水の液が空気に触れると匂いが変わってしまうとか、類似商品を作りにくくするなど理由は様々ですが、本当のところはわかりません。そのため、アトマイザーに詰め替えるのが面倒だということが多々あり、なるべく詰め替えしやすいものを選ぶようにしましょう。
●小さくて耐久性の高いもの
アトマイザーのデメリットとして考えられる、落として割れてしまうことですが、これはガラス製のものでなくプラスチック製のものを使うことで解消することができます。また、アトマイザーは男性であればポケットなどに忍ばせることが多くなるため、なるべく大きすぎないものを選ぶようにしましょう。
●液漏れしないこと
当たり前のことなのですが、気を付けないと意外と液漏れしてしまうことがあるので注意が必要。瓶そのものが割れてしまうのであれば半分、諦めもつくのですが中には、揺れたり向きが変わったりするだけで漏れてしまうのもあります。液漏れの心配がないか、店員さんなどに確認してから買うようにしましょう。
●中身が分かりやすいもの
アトマイザーに入れることのできる香水の量は5g前後。振ったりすればある程度は残りの量を把握することができるかもしれませんが、飛び散ってしまう恐れがあります。ですので、気が付いたら中身がなくなっていたということにならないように、透明のものにするのがおすすめです。
●価格が安過ぎず高すぎないこと
先ほど、100円ショップやドラッグストアで購入できると説明しましたが、あまり安いものだと、壊れてしまったり、液漏れなどの心配があります。そのため、値段は1,000円以上のものがおすすめ。ただしあまり高すぎると気軽に持ち歩きにくくなるので高くても5,000円程度に収めるようにした方が良いかもしれません
まとめ
いかがだったでしょうか?アトマイザーについて色々と分かったと思います。アトマイザーの購入を考えている人はここで紹介したことを注意しながら選ぶようにしてくださいね。