香水はつけるタイミングが重要
「香り」はモテにつながる重要な要素の一つだ。しかし、香水を正しく使用できていないと反対にイメージダウンになることがあるため、使い方には注意する必要がある。このページでは意外と見落としがちな香水を付けるタイミングについて解説している。
女の子と会う直前につけるのはNG!ベストなタイミングは『30分前』
香水を付けるベストなタイミングは30分前だ。なぜなら、香水の香りは段階をふんで変化していくものであり、その段階は「トップノート」「ミドルノート」「ラストノート」の3つに大きく分かれている。
トップノートはつけてからおおよそ5~10分後の第一印象となる香り、ミドルノートはつけてからおおよそ30~1時間後の香りで香水の個性が出る部分を指している。ラストノートはつけてからおおよそ2~3時間後の香り、いわゆる「残り香」のことだ。
女性と会う直前に気合を入れて香水をつけるのは、やってしまいがちな行動だが実はNG。付けたては上記のトップノートにあたるため香りが強く「今香水してきました」感が満載。
女性と会う30分前に付けると、合う頃には香りがちょうどミドルノートの段階に入るため、相手に香りで好印象を与えられるだろう。
香水の種類によってタイミングを見極めろ!
香水はつけるタイミングも大事だが、つけ直すタイミングにも気を使うことが重要だ。香水と一口に言っても種類があり、大きく「パルファン」・「オーデパルファン」・「オーデトワレ」・「オーデコロン」の4種類に分けられる。
香水によって持続時間は異なるから、それぞれに合ったタイミングを見極めて使っていこう。
パルファン
香水の中でトップグレートに位置するパルファンは濃度が高いのが特徴だ。持続時間は5~12時間程度。
金額はお手頃ではないが、香りが強力なだけありフォーマルな場で使われることも多い。使用する時は少量を意識しておこう。
オーデパルファン
パルファンと比較すると濃度が少し薄いオーデパルファンは、程よく強い香りを楽しめる。持続時間は5~12時間程度。
付けやすいスプレータイプのものが多いことから、人気を集めている種類だ。
オーデトワレ
オーデトワレは香りが柔らかく、濃度も程よいのが特徴。持続時間は2~5時間程度。
デザインや香りなどバリエーション豊かで、ほのかに香りやすいということもありビギナーにおすすめだ。
オーデコロン
オーデコロンは4種類の中で最も濃度が低い。持続時間は1~2時間程度。
香りが軽く周辺に広がりにくいため、こちらもぜひビギナーにすすめておきたい。
香水をつけてはいけないシーン
香水には男の身だしなみだが、香水が不向きな場合もある。ここでは香水をつけてはいけないシーンについて紹介する。
高級レストラン
高級レストランなどの食事を提供するようなシーンでは香水は控えた方が良い。たとえばワインを提供するようなレストランだと、ワインの繊細な香りが香水に打ち消されてしまう可能性がある。和食や寿司屋でも同様に、気をつけなければならない。
香りを楽しむような食事シーンでは香水は付けないようにした方が良いだろう。急な誘いなどがあったときには、ウェットティッシュなどで拭き取るようにするべきだ。ウェットティッシュで拭き取ることで、香水の香りが少し和らげることができる。食事を楽しむためにも、常に心がけるように。
病院
病院でも香水はNG。病院は、基本的に具合の悪い方が多くいるからだ。香水の香りで、さらに具合を悪くさせてしまう恐れがある。周囲への配慮のためにも香水は控えた方がいいと言えるだろう。
さらに自分の体調が悪い時も避けるようにした方が良い。医師が診察するとき、ニオイも重要な診断ポイントだ。香水の香りによって、診断が上手く行えなくなってしまう恐れがある。さらに鼻が詰まるなどの症状があれば、無意識に香りを強くさせてしまうため、さらに注意が必要だ。香水は、常にマナーを守って付けるようにしなければならない。ときには、その香りで誰かを不快にさせることがあることを覚えておくべきだろう。
葬式
葬式は、亡くなった人を見送る大切な時間だ。そんな時間に香水の香りは不向きと言える。特に葬式は宗教的観点から形式を重視している時もあり、マナーに対して厳しい人も多くいるだろう。そのため、せっかく喪服で正装していたとしても香りが強ければ意味はない。葬式に参列する際は、必ず香水を控えるように心がけるべきだ。
ただ通夜の場合は、急遽参列することも。普段から香水を付けていれば、香水をつけたまま参列しなければならないだろう。通夜であれば、そのまま参列しても問題ないと言われている。しかし通夜の前に少しでも時間があるのなら、ウェットティッシュで拭き取ってから参列する方がベストな対応と言えるだろう。葬式や通夜の場合には、できる限り遺族など周囲の方に配慮しなければならない。
就活・試験会場
就活は今後の人生を大きく左右する大事な場面だ。少しでも印象を良くしようと思い、香水をつけようと考える人もいるだろう。しかし逆効果になってしまうことがある。たとえば面接などの際、試験官は香水の香りを嗅いでしまうだろう。試験官によっては香りを好まない人も多くいる。そのため、何も付けない方が無難と言えるだろう。
さらに試験会場によっては、小さな部屋で試験や面接を行うこともある。部屋が小さいほど、香りは充満しやすくなるだろう。その結果、想像以上に強い香りと相手に思わせてしまう恐れがある。香水は、TPOに合わせて、つけるかどうかを考えるようにしなけらばならない。