ビジネスシーンでおすすめの男性香水
香水ビギナーの多くがおかしがちな間違い第1位。
香りは目に見えない。だが特定の香りで過去を思い出し、気分を変え、あるいは人を不快にさせてしまう。香りはその人自身を演出する大事な要素の一つだ。そんな香りを演出するのが「香水」である。
このページでは、ビジネスシーンでの香水マナーをまとめてみた。
ビジネスシーンでのマナー
外資系企業ならいざ知らず、そもそも日本人がビジネスシーンで香水をつけること自体どうなのか?まずはビジネス時における基本的な香水マナーについて考えてみよう。
社会人として香水NGなシーンとは?
不特定多数との接客が主体となる職場では、香水を禁止しているケースが多い。
一般的なビジネスマンなら、会食や、葬儀・お見舞いといった場では避けておいた方が無難だ。
営業マンが香水をつけることはOKか?
甘さが強いものや、つけすぎはもちろんNGだが、汗臭さや、脇や足の体臭、タバコの匂いに無頓着なのもマナーにかける。さわなかやな印象の香りをごく少量つけるのが無難。
外回りで汗臭さを隠すために使うのはOK?
若干、上の質問と重複するが、これもクライアントに接する際の大切なマナーだ。
結論から言えば、体臭がキツい人の場合、むしろ積極的に使用すべきだと思う。香水は、汗の匂いとまざることで、むしろ香りが良くなるという特性があるからだ。
香りの使い分けはどうすればいい?
例えば、デスクワークが多い内勤の人だったら、爽快感のあるシプレ系。外回りが多い営業職だったら、エネルギッシュな印象を演出できるフゼア系。
そして、仕事が終わったら、スパイス効いたオリエンタル系にチャレンジしてみるのもいい。
ただいずれにしろ、さりげなく香水をつけるのがポイントだということをお忘れなく。
ビジネスマンの香水はどんな印象を与える?
香水をつけて出社したらどう思われる?
ビジネスマンの香水は、自己表現のためのものではないので、体臭対策などマイナス要因をなくすことに主眼を置かなければならない。
保守的な上司には否定的にとられる可能性はあるが、基本的には清潔感に気を配り、ほのかないい香りを漂わせている方が好印象を与えるだろう。
女性からみた印象は?
日本人の女性は、男の香水に否定的…そんなイメージをお持ちの方も多いと思う。
しかし、COBS-ONLENという女性向け転職サイトで実施された「女の子が好きなオトコの匂い」というアンケートによれば、「ほのかな香水の匂い」が堂々2位にランクしており、実に25%近くの女性が男の香水を肯定的に捉えているのだ。
髪を切った、スーツを新調した、メガネを変えた─といった程度のイメチェンでは振り向かない女性も、ふとした瞬間に香るフレグランスには弱いようだ。
香水とビジネスシーンについてどのような関係があるのか、スーツのデザインと香りをまとめてみた。
ビジネスシーンでの香水の付け方
香水ビギナーの多くがおかしがちな間違い第1位。
ビジネスシーンで欠かすことのできないものがスーツだ。
海外では男性でも香水をつけることが習慣になっているが、日本では男性の愛用者はあまり多くない。「男が仕事中に香水をけるなんて…」と思っている方もいるのではないか。
だが、ビジネスシーンに合う香水というのは多くあり、香水をつけて仕事をしている男性が好き、という女性も少なくない。
仕事でも香水をつける、効果的なポイントをまとめてみたので、参考にしてほしい。
スーツやジャケットに香水をつける
香水をつける場所
一般的には、香水をつける場所は体温が高い場所がよいとされる。香水の揮発を促し、匂いが拡散しやすくなるからだ。しかし、ビジネスシーンでは少し注意が必要だ。
ビジネスシーンで香水を使用する場合、つける場所にも気を配りたい。スーツやジャケットのどこに使うかで匂いの強さが変わってくる。相手に不快感を与えるのは避けなければならない。
具体的には、足首や膝の裏など下半身で太い血管が通っている場所、ネクタイなら内側などがおすすめだ。動くたびに自然に香るので、体臭をごまかしつつさりげなく清潔さをアピールすることができる。
上半身の太い血管が通っている場所は避けよう。例えば、うなじや手首などは香りが強くなりすぎてしまう。
香水をつける量
女性でも香水が強すぎる人に不快感を覚える人は多い。男性であればなおさらだ。しかも、不快に思っても指摘してくれる人はビジネスシーンでは少ない。
人間の嗅覚は自分の匂いは気づきにくくできているため、香水をつける量には注意を払ってほしい。基本的な量としては、1度に1~2回プッシュするだけで十分だ。
あとは、香水は種類によって量とつけ方を微調整しよう。濃度(香りの強さ)が強いものは指につけてピンポインでちょんちょんとつけるイメージ、香りの弱いものは表面に拡げるイメージでつける。
香水をつけるタイミング
香水は出勤前につけるだけで終わりだと勘違いする人も多い。しかし、香水の香りには持続時間がある。
香水の濃度(香りの強さ)によって持続時間は変わってくる。パルファンやオードパルファンは濃度が高めで4~7時間香りが持続する。オードトワレとオーデコロンは2~3時間程度の持続時間しかない。
パルファンやオードパルファンなら、つけるタイミングによっては1日1度で十分効果を発揮する。オードトワレやオーデコロンなら、1日のうちに付け直しが必要になる。
前述のとおり、自分の匂いには気づきにくいものだ。付け直しのタイミングについてもしっかり頭に入れておこう。
スーツのデザインと香水
スーツには大きく分けて、アメリカントラディショナルというアメリカスタイル、ブリティッシュスタイルやイタリアンクラシコなどのヨーロッパスタイルというタイプに分けることができる。
デザインやシルエット、素材などが変わってくるので、そのスーツのデザインに合わせたファッションブランドの香水を選ぶのもいい。香水のタイプとしてはアメリカスタイルにはスパイシー系、ヨーロッパスタイルにはウッディ系やフローラル系がオススメだ。
アメリカはセクシーで大人のような甘い香りを好む傾向にあり、同様にヨーロッパでは深みのある香りを好む傾向にあるそうだ。それぞれのバックグラウンドから香水を選ぶのも楽しみの一つである。
商品例:アバクロ フィアース(スパイシー系・アメリカスタイル)、クリスチャンディオール ファーレンハイトオードトワレ(ムスク系・ヨーロッパスタイル)
世代ごとのスーツに合う香水
ビジネスシーン向けのメンズ香水で大切なのは「清潔感がある香り」だ。
20代~30代であればフレッシュさや若々しさを感じられるシトラス系の香水、30代~40代にかけては落ち着きや上品さを感じられるフゼア系の香水がオススメ。フゼア系とは、ラベンダーやオークモス、ゼラニウムなどをベースとした香りの香水のこと。
周りの人とは違った香りで差をつけてみよう。
商品例:プレミアムパヒューム ジーノストーリア(シトラス系/20~30代)、ブルガリ ブラック(フゼア系/30~40代)
世代によって、流行りのスーツや着こなしが変わってくるので、それに合わせて香水を選んでみてはいかがだろうか。
シトラス系
シトラス系の香りには集中力を高め、気分を引き締めてくれる効果がある。
香りが流れている方が仕事の集中力が上がることも研究で判明しているので、大切な会議がある日などはシトラス系の香水をつけるのもオススメだ。
プレミアムパヒューム ジーノストーリア
ジーノストーリアは「女性が惹かれる香り」を目指して開発された香水だ。10~30代の女性モニターの協力のもと100種類もの香りを調合し、ブラッシュアップを重ねている。つけた瞬間にはすがすがしく、次第に深みのある香りへ。変化する香りが、女性を魅了してやまない逸品だ。
香水といえば大きくて重たいボトルが常だったが、ジーノストーリアは携帯性に優れた細身のボトル。いつでもどこでもひと吹きでスマートに香りをつけられるから、朝にたっぷりと吹きかける必要がないのも嬉しいポイントといえるだろう。
- もともと香水の香りは好きじゃなかったんですが、これは全然キツくなくて、つけているのが楽しくなるくらい良い香りですよ。女性から「すてきな香りね」と褒められたときにはすごく嬉しかったです!(20代/男性)
- さわやかで清潔感のある香り!とってもいやされますね。この香りをつけている人は、きっと良い人なんだろうな~と思っちゃいます(笑)(20代/女性)

価格 | 25ml 4,644円(税込) |
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フレグランス | トップノート:オレンジ、レモン、グリーンティ ミドルノート:ジャスミン、イランイラン、ミュゲ(スズラン) ラストノート:ウッディ、アンバー、ムスク |
フローラル系
ストレスや忙しい職場でイライラしてしまうこともある。それを鎮めてくれるのが、フローラル系の香りだ。
フローラル系の香りには鎮静作用があり、緊張感をほぐしてくれるので、リラックスして仕事をしたい時につけてみよう。
ブルガリ プールオム
1996年に登場したブルガリプールオムは、発売当初から男性からの人気をほしいままにしている香水だ。20年以上経った今なお人気が衰えておらず、熱烈なリピーターが多い。ブルガリといえば独特のボトルデザインで有名だが、プールオムには余分な装飾のないすらりとしたデザインを採用。大人の男にふさわしいエレガントさをいっそう際立てている。
- 加齢臭が気になって使い始めました。毎日1プッシュ、手首とうなじにつけたら臭いがすっかり消えたので満足ですね。あまり香りが主張しないのもGood。(年齢不明/男性)
- プールオムは男性用ですが、これは男女問わず使える香りですね。最近は息子もこの香りを愛用していますよ。キツすぎず、さりげなく香ってくれるのでお気に入りです。(年齢不明/女性)

価格 | 30ml 7,020円、50ml 8,640円、100ml 12,204円(全て税込) |
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フレグランス | トップノート:グレープフルーツ、ダージリンティ、シトラス ミドルノート:ペッパー、ローズウッド、グアヤックウッド ラストノート:ムスク |
ウッディ系
クライアントや接待の時には、ウッディ系の香水をオススメする。
落ち着いた香りは気持ちを穏やかにして、相手に適切な対応ができるはず。打ち合わせや交渉がある日につけてみよう。
ディオール オム オードゥ トワレ
型にはまった「男性らしさ」からあえて距離を取り、新しい力強さのある香りを追求した香水。セクシーな香りを漂わせるアイリスがウッドの香りと見事に調和し、洗練された滑らかな香りを生み出している。まさにエレガントな男性にふさわしい、個性的な香りが魅力だ。
男性香水ではあるが、オードゥ トワレの温かな甘さは女性をも魅了してやまない。
- アイリスとココアの香りが折り重なって、「エレガント」という表現がしっくりきます。柔らかく、かといって男性らしさを失っているわけではない、複雑で魅力的な香りです。(30代/女性)
- いかにも男性らしい角ばったボトルとは裏腹に、香りはこっくりとした甘さ。下手につけるとキザに感じてしまうかも?と思いますが、この香りが似合う男性にはたまらなく惹かれてしまいますね。(40代/女性)

価格 | 50ml 8,856円、100ml 12,960円(全て税込) |
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フレグランス | トップノート:フレンチセイジ、イタリアン ベルガモット ミドルノート:フレンチラベンダー、イタリアンアイリス ラストノート:ココアアンバー |